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【初心者向け】胡蝶蘭の育て方|胡蝶蘭を増やす正しい方法を解説
【初心者向け】胡蝶蘭の育て方|胡蝶蘭を増やす正しい方法を解説
株分けで胡蝶蘭を増やす方法を知りたい。
そういった方のためにこの記事では、胡蝶蘭を増やすための株分けの方法を、初心者の方でもできるように、わかりやすく解説しています。
合わせて、株分けの際には植え替えも必要ですのでその方法を解説しています。
それでは早速、胡蝶蘭の株分け方法を見ていきましょう。
胡蝶蘭の育て方・胡蝶蘭の株分けの方法
胡蝶蘭は株分けによって増やすことができます。
本来、胡蝶蘭は株1つにつき一本の花芽(花茎・花を咲かせる茎)しか生やさないため、多くの花を咲かせたい場合は株分けが必要になります。
株分けができる時期は冬が終わり暖かくなってきた時期の(4月〜6月)です。
特に気温15度を下回るような胡蝶蘭にとっては寒い時期に行ってしまうと、枯らしてしまう原因となります。
それでは実際の株分けの手順を見ていきましょう。
胡蝶蘭の株分けの手順
株分けの方法としては、子株を分ける方法と高芽を分ける方法の2つがあります。
胡蝶蘭を増やせるチャンスですので、子株が出てきたり、高芽が出てくるとうれしくなりますよね。
子株とは?
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胡蝶蘭の株の根元から発生します。根っこと似ていますが、そこから葉っぱが生えてくればそれが子株です。
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高芽とは?
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花芽(花を咲かせる茎)に根と葉っぱが生えてきたものを高芽といいます。
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まずは子株の分け方から見ていきましょう。
子株の株分けの方法
子株を株分けできる状態というのは子株の葉が2・3枚になっていることが条件となります。
子株から葉が生えてきてから葉が2・3枚になるまでには1年程かかることもあります。
葉が一枚の状態では株分けしてもちゃんと育たない可能性があります。気長に待ちましょうね。
ただ、親株が弱りきっていて今にも枯れそうな時はすぐに株分けしても構いません。
それでは手順を見ていきます。
1. 子株が生えている株ごと鉢から抜き取り、水苔やバークなどの植え込み材を取り除きます。
2. 子株を根元からカットします。この際、ハサミの刃をライターの火で消毒しておくと、病気にかかってしまうリスクを減らせます。
3. 子株の根に植え込み材(この場合は水苔)を巻き付け、別の鉢に植え替えます。この際、他の健康な根を傷つけないように注意してくださいね。
子株はどうしたら発生するの?
実は、なぜ胡蝶蘭には子株が発生するはわかっていません。ただ、多くの経験則からどのような場合に発生するということはわかっています。
・胡蝶蘭の生育適正環境である気温22度前後
・湿度50%前後を保っている。
・親株の成長が止まっている。
・親株が弱っている。
このような時に子株が発生します。
子株が発生して胡蝶蘭が増やせるのは嬉しいのですが、親株が弱っている証拠でもあるので、株分けしたあとは親株の元気を回復させる処置が必要です。
高芽の株分けの方法
高芽を株分けするには高芽から生えている根が5cm以上になっていることが条件となります。
この際も、ハサミの刃をライターの火で消毒しておきましょう。
1. 親株から生えている高芽の根元から3〜4cmほどの箇所をカットし、親株から分けます。
2. 水苔に水を含ませ、分けた根に軽く巻き付けていきます。
3. 別の鉢に植え替え、空いた隙間は水苔て埋めます。
株分けの方法は以上となります。
次に、一般的な胡蝶蘭の植え替え方法もご紹介しますので、株分けの際の参考にしてくださいね。
胡蝶蘭の植え替え方法
胡蝶蘭の植え替えは、胡蝶蘭の健康管理のために行います。
同じ鉢を長い間使っていると鉢自体がカビてしまったりします。植え込み材もカビが発生したり腐食したりします。
植え替えをすることによって、清潔な鉢、植込み材に取り替えることができます。
まずは、植え替えの時期からみていきます。
植え替えの時期はいつが最適?
植え替えに最適な時期は4月〜6月です。
この時期は胡蝶蘭の成長期の初めにあたり、植え替えの時期には最適です。
これ以外の時期では、花が終わった7月〜9月にも可能です。
注意点として寒い時期を避け暖かい時期に行うことが大切です。基本的には2、3年に一回行ってください。
ただ、例外があり病気の兆候や病気になっている、根腐れしている場合は、季節に問わず植え替えを行ってください。
病気の兆候や症状に関してはこちらの記事に詳しありますのでぜひご覧ください。
植え替えは株の体力を消耗させます。
病気にならない限り、頻繁な植え替えは必要ありません。
次に、植え替えに必要な道具をみていきましょう。
植え替えに必要な道具
植え替えに必要な道具は以下となります。
・園芸用のはさみ
・鉢
・植込み材
・ライター
鉢の選び方
種類
植え替え用の鉢は植え込み材を何にするかによって変わります。
植え込み材に水苔を使う場合、通気性のよい「素焼鉢」にしてください。
通気性のよい「素焼鉢」は水分が蒸発しやすいため、水苔を使った胡蝶蘭の栽培に向いています。
見た目が似たような鉢で「駄温鉢」というものもありますが、こちらは通気性が悪く、胡蝶蘭の栽培には向かないので注意が必要です。
植え込み材にバークを使う場合は、水分の蒸発しにくいプラッチックの鉢がおすすめです。
水捌けの良いバークは素焼鉢を使うと水捌けが良過ぎて水が足りない状態になってしまいます。
大きさ
胡蝶蘭の鉢は、基本的に株に対して小さめを選んでください。
大きすぎると植え込み材が水を含みすぎてしまうため、根腐れを起こしやすくなります。
鉢から根がはみ出してもかまいません。
自然界で自生している胡蝶蘭は、木に着生しているため根は埋まっていないことも多いです。
植え込み材の選び方
植え込み材の選び方です。胡蝶蘭は着生植物なので土では育ちません。
土の代わりに植え込み材を使います。
胡蝶蘭の植え込み材として適しているのは「バーク」(木の皮)と「水苔」です。
このどちらかを選んでくださいね。
どちらか迷った場合は、バークより花もちがよい「水苔」がおすすめです!
それでは、いよいよ植え替え方法についてです。
胡蝶蘭の植え替え手順
植え替え方法についてみていきます。
全体の作業を通して健康な根を傷つけてしまわないよう注意してください。
健康な根は、緑色・クリーム色をしていて弾力があります。必要以上に触ったりしないようにしましょう。
手順 1
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初めに、鉢から株を引き抜きましょう。根を傷つけないようにしつつ、株をやさしくゆするようにします。
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手順 2
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古い植え込み材を取り除いてください。
この時も根を傷つけないよう十分注意してくださいね。
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手順 3
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根をよく観察し、傷ついていたり腐食している根があったらカットして取り除きましょう。
ハサミは刃をライターなどの火であぶって消毒してから使ってくださいね
傷んでいたり、腐っている根の特徴は、スカスカしている、ぶよぶよしている、黒く変色している、変な匂いがする、などです。
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手順 4
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根がきれいになったら、植え込み材とともに鉢に入れ込みます。
この際、水苔とバークでやり方が違います。
水苔の場合:胡蝶蘭の根に多めに巻き付けて鉢に押し込みます。
バークの場合:初めに鉢の2分目までバークを入れます。その後、株を入れ、根や茎の周りにバーグを敷き詰めます。
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植え替え作業は以上になります。これらを踏まえて丁寧に行えば、失敗せずあなたの胡蝶蘭は元気に育ってくれるでしょう!
次に、植え替え作業の後のアフターケアについてです。
植え替え後のアフターケア
植え替えた後の2週間は水をあげる必要はありません。
根の発達を促すためです。霧吹きで歯の表面を潤す程度にしてくださいね。
胡蝶蘭は基本的に肥料を与える必要はありませんが、植え替え後は特に肥料を与えないでください。
株を弱らせてしまいます。
胡蝶蘭は植え替えを行うと一時的に弱まってしまいます。
病気の兆候や害虫の付着などがないか特に注意して見ててあげましょう。
植え替えについては以上となります。
愛情が注がれた当店の胡蝶蘭
当店で販売している胡蝶蘭は、障がい者の方々が、誠心誠意、真心を込めて育てており、売り上げは障がい者の方々の給料として反映され所得増加につながります。
詳しくは以下の記事にて、実際に障がい者の方々が胡蝶蘭を育てている様子などをご紹介してますので、ぜひ合わせてお読みください。
●
フィルグリーンの胡蝶蘭は障がいを持った方々が栽培しています
それでは最後に胡蝶蘭の株分けの方法、植え替え方法のまとめです。
胡蝶蘭の株分けの方法・植え替え方法 まとめ
胡蝶蘭の株分け方法
胡蝶蘭の株分け方法の要点を見ていきましょう。
・4月〜6月に行う
・子株を分ける方法と、高芽を分ける方法がある
・子株の株分けは葉が2・3枚に増えるまで1年ほど待つ
・高芽を分けるときは、5cm以上育つまで待つ
植え替え方法
植え替え方法のまとめです。
・最適な時期は4月〜6月
・植え替えは株の体力を奪うので2、3年に1回にする
・鉢はバークを使うか、水苔を使うかで変える
・大きすぎる鉢は根腐れの原因となるので注意する
・植え替えの際は、健康な根を痛めないように気をつける
・植え替え後の2週間は水を上げなないようにする
いかがだったでしょうか?
胡蝶蘭の株分けの方法・植え替え方法についてみてきました。この記事が、胡蝶蘭を増やすために株分けしたい、植え替えをしたいといった方のお役に立てれば幸いです。
胡蝶蘭の株分けの方法・植え替え方法がわかったところで、次は胡蝶蘭の二度咲きついて以下の記事も合わせて読んでおきましょう。
●
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